ファッション界の新たな流行「オールド・マネー・ルック」

オールドマネーは、古い上流階級を意味し、オールドマネールックは代々受け継がれた家庭で育った者たちの貴族的なファッションを指す。クラシックなデザインのトードバッグ、カジュアルに見えながらも高級感のあるイメージを与えるツイードジャケットなどが代表アイテムである。

オールドマネーは、最近まで流行っていた2000年代前後の「Y2K」スタイルと対比される。「Y2K」スタイルは、クロップティとワイドスタイルのパンツなどが特徴である。

新たなトレンドとしてオールドマネールックが話題となり、ファッション・ビューティー業界はオールドマネーをテーマにブランドを出したり、関連プロモーションを積極的に行っている。

韓国のロッテ百貨店は10月末までアベニューエルにオープンするポップアップストア「デストレー」は、オールドマネーの象徴的なブランドとされる。イギリスのセントラルセントマーチンズ出身のデザイナー「ジェラルディン・グイエット」と元クリスチャンディオールのクチュリエ所属役員「レティシア・ロンブロソ」が設立したデストレーは、雑貨から衣類まで領域を拡大している。

LFの子会社シティドッツのブランド「ダンスト」は、BLACKPINKのジスと撮影した2023年秋冬シーズンのファッション写真を公開し、高級感のあるオールドマネーファッションを披露した。

ダンストの今シーズンのテーマは「The Timeless Icon(時が経っても変わらないアイコン)」で、主力商品はスリーボタンのカシミヤコートとツイードジャケットなどである。

LTKは、グローバルクリエイターたちがガイドする世界最大のクリエイターコマースプラットフォームで、毎年新しいトレンドを提案している。ダブルユーコンセプト、EQL、LG生活健康、ダルバ、MUSINSAなど、韓国ブランドからマイテレサ、ファーフェッチ、SSENSE、COS、Arketなどのグローバルブランドとのコラボレーションでも知られている。