シンドローム級の人気を博したキム・へユン&ビョン・ウソク主演のtvN月火ドラマ「ソンジェ背負って走れ」演出を手掛けたキム・テヨププロデューサーが、制作費に200億ウォン(約22億円)が使われたと明かした。
最近、DUBS東国(トングク)大学教育放送局のYouTube公式チャンネルでは「『ソンジェ背負って走れ』キム・テヨププロデューサーが詳しく教えてくれるドラマ制作記」というタイトルの映像が公開された。
公開された映像の中でキム・テヨププロデューサーは「Kコンテンツの影響力がとても大きくなった。産業の規模が大きくなったということだ。お金がたくさんかかる。そのため、失敗した時のリスクが大きくなる。そのため安全な方向を求めるようになる。すると、昔脚本家たちがインスピレーションを受けてきたものが(叶えられなくなる)」と切り出した。
「ソンジェ背負って走れ」制作費について彼は「200億ウォンかかった。普通、全16話のミニシリーズはこのくらいかかる。ものすごい金額だ」と明かし、講義を聴いていた学生たちを驚かせた。そのため、彼は「だから安全な、成功の可能性が高い物語をベースにする。つまり、ウェブ漫画、ウェブ小説で一定の成功を収めた物語をもってくるケースがとても多い」と説明した。
tvNで大ヒットを記録した「涙の女王」の場合、全16話で制作費560億ウォン(約64億円)が投入されたことが知られている。これは1話あたり35億ウォン(約4億円)で、1話あたり12.5億ウォン(約1億4300万円)が投入された「ソンジェ背負って走れ」と比較すると約3倍にあたる金額だ。
また、昨年韓国で放送されたイ・セヨン&ペ・イニョクのケミストリー(相手との相性)で話題を集めたSBS「烈女パク氏契約結婚伝」は、154億ウォン(約17億6000万円)が制作費として投入され、1話あたり12.8億ウォン(約1億4000万円)が使われたことが知られた。
「ソンジェ背負って走れ」の制作費はミニシリーズ基準で平均的であるとみられる。OTT(動画配信サービス)が活性化し、特に人気俳優の出演作の場合は出演料が高額になる。そのため、1話あたり30億ウォン(約3億4300万円)、制作費500億ウォン(約57億1500万円)以上のドラマが増えている。
ドラマの制作費についてKBSのファン・グン理事は「韓国コンテンツにNetflixが従来の制作費の3倍以上を支払うため、1話あたり1~2億ウォン(約1100万円~2000万円)程度だったミニシリーズの制作費が5億ウォン(約5700万円)まで上がった状況」と言及したことがある。誠信(ソンシン)女子大メディアコミュニケーション学科のノ・ドンリョル教授も「1話あたり10億ウォン水準の制作費を使うこともある」と明かした。
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