所属事務所のアトラクト側が、フィフティーフィフティーに対する外部勢力の圧力を主張した。 そんな中、フィフティーフィフティーメンバーが直接このことを否定すると同時に、アトラクトに対して専属契約効力停止仮処分申請を提起、今回の事態は新たな局面に突入した。
先日23日、アトラクト側は初めて「外部勢力」について言及した。当時、アトラクト側は「所属アーティストに近づき、当社との専属契約を違反するようにおびき寄せている外部勢力が確認された。この外部勢力は、当社に対する非難とその会社に対するの美化を通じて、所属アーティストたちが誤った判断をし、有効な専属契約を無視して自分たちと契約を締結するように誘導する違法な行為を犯している」と主張した。
続けて「外部勢力のこのような行為はファンの純粋な愛を踏みにじる行為であり、デビューしてからまだ7ヶ月しか経っていないアーティストのイメージと将来の可能性を大きく損なわせている。さらにK-POP全体に対しても深刻な悪影響を及ぼす可能性がある」とし、「小さな会社としてスタートしたが、誰よりも大きな夢を持っていた当社は、厳しい資金事情にもかかわらず、逆境を乗り越えてK-POPの新しい歴史を書き上げ、今この瞬間も現在進行形で新しい歴史を書いている。これに対して国内だけでなく、世界のファンから歓声を浴びている。小さくて力のない企画会社が成し遂げたこの奇跡を強奪しようとする不純な外部勢力の違法な行為に怒りを禁じ得ないが、当社は冷静に対応し、この外部勢力といかなる妥協もせず、最後まで戦い、法的責任を問うつもり」と述べた。
その後26日、アトラクト側は、外部勢力のメンバー強奪未遂事件の背後にある外注委託業者とワーナーミュージック・コリアが関係していると主張した。アトラクト側は「ワーナーミュージック・コリアに内容証明を発送した。ある外注用役業者がワーナーミュージック・コリアに近づき、アトラクトのガールズグループ、「フィフティーフィフティー」を売り渡す提案をした内容を把握したという理由からだ」と話した。アトラクトの関係者は「フィフティーフィフティーのメンバーを不法に強奪しようとする実質的な証拠をすでに把握した」とし、「ワーナーミュージック・コリアに正確な説明と公式声明を要請する」と述べた。
これに対してワーナーミュージック・コリア側は「ワーナーミュージック・コリアは、フィフティーフィフティーの海外流通会社として2023年4月1日から業務を進めてきた。契約以降、これまでワーナーミュージックグループの能力とネットワークを動員し、フィフティーフィフティーと所属会社が成し遂げた輝かしい成果をさらに発展させるために最善を尽くしてきたが、不名誉な疑惑が提起され、非常に残念な気持ち」とし、「アトラクトが主張した内容は事実無根であり、内容証明書を送ったところについても残念な気持ち」と公式声明を発表した。
これと関連し、アトラクト側はTVレポートに「ワーナーミュージック・コリアが第3の不純な勢力ではない」とし、「関連性があるかどうか公式発表をしてほしいと内容証明で要請した」と伝えた。
このような状況の中、フィフティーフィフティーの公式ファンコミュニティー閉鎖の問題も発生した。アトラクト側は今回も「外部勢力」を言及した。27日、アトラクト側は「本日午後3時頃、フィフティーフィフティーの公式ファンコミュニティーが閉鎖されたことは当社が行ったことではなく、外部勢力が許可なくアカウントを使った結果であり、現在、フィフティーフィフティーの公式ファンコミュニティー閉鎖に関する書き込みがアップロードされたことが確認された」とし、「現在、公式ファンコミュニティーアカウントは復旧された。ファンの皆さんの円滑なコミュニティーの利用と再発防止のために措置を取っている」とした。
そして同日、アトラクトは用役契約を締結し、プロジェクト管理及び業務を遂行してきた「ザ・ギバーズ」の代表アン・ソンイル他3人を詐欺及び業務上背任、業務妨害で訴えた。アトラクト側は「『ザ・ギバーズ』が業務を引継ぐ過程で、引継ぎの遅延と会社のメールアカウントの削除など、これまでのプロジェクト関連資料を削除する業務妨害と電子記録などの破損、詐欺及び業務上背任行為をした。 また、「ザ・ギバーズ」側は海外作曲家から音源「CUPID」を購入する過程で、アトラクトに著作権購入に関する情報を提供することもなく、本人及び本人の会社が著作権をこっそり購入する行為をした。他にも疑いの強い状況が追加で現れ、訴訟件が増える可能性がある」と述べた。
この時まで、アトラクトとフィフティーフィフティーは「外部勢力」に対抗する一つのチームのように見えた。 しかし、思わぬことが起きた。フィフティーフィフティーのメンバーが、アトラクトではなく法律代理人を通じて、アトラクトとの専属契約を解除したいと明らかにしたのだ。28日、フィフティーフィフティーのセナ、キナ、アラン、シオの法律代理人は「4人のメンバーは6月19日、専属契約効力停止仮処分申請をソウル中央地方裁判所に提起し、現在裁判が進行中だ。これは、アトラクト側が契約に違反し、信頼関係の破壊を引き起こしたことによるものだ」と話した。
その上、「アトラクトが契約を違反した事項に明確な説明をせず、『外部勢力によるおびき寄せ』とメンバーの声に耳を傾けなかった。メンバーは、アトラクトの不透明な精算、活動が難しい健康状態を明らかにしたにもかかわらず、一方的に強行させようとした姿など、契約上の義務を履行しなかった事情について問題を提起したもの」とし、「これは、外部からの圧力なしに、4人のメンバーが主体的に決定したものであることを明確にしたい」と述べた。
アトラクトとフィフティーフィフティーをめぐる今回の事態はますます深刻化している。「外部勢力」の有無を問わず、フィフティーフィフティーとアトラクトが現在対立していることは明確だ。「中小の奇跡」の名には、すでに傷がついた。果たして今回の事件の結末がどうなるのか、世間の注目を集めている。
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