ADORのミン・ヒジン代表が会見に登場し、心境を告白した。
25日午後3時、ソウル瑞草(ソチョ)区の韓国カンファレンスセンターにて、ミン・ヒジン代表の緊急記者会見が開かれた。
緊急記者会見に姿を現したミン・ヒジン代表は「様々な疑惑に巻き込まれた。NewJeansのカムバックスケジュールと重なってしまい、このようなことは全く予想できなかった。月曜日に突然監査が始まった。HYBE側がこれまでアーティストたちに行ってきた監査よりも、さらに強度の高い監査を受けた。私はまず、本日ここで真実を語る前に、皆さんが持っている“魔女フレーム”を剥ぎ取るのが最初の課題だと思う。今日は少し話が長くなる。私からの視点と、HYBEの立場が非常に異なるようだ」と話した。
続いて「好意的な状況でさえ、インタビューは大変だ。カメラ記者が出ていかない様子を見て、私のことを人間だと思わないのかと感じた。私に死んでほしいのかと思った。そう思うほど大変だ。私も人間であり、私は自分自身に罪がないと思っている。そのような状況で記者会見を開くのも大きな勇気が必要だった。このように私のことを打倒するとは思わなかった。私の個人的なカカオトークの内容まで探って、私を潰そうとすることは予想したけれど、ここまでだとは思わなかった」と吐露した。
背任疑惑について、ミン・ヒジン代表は「逆にHYBEが私を裏切ったと思った。私を使い尽くすほど使い尽くし、もう要らないから『憤慨していないでしょう? 私たちの言うことをよく聞かないからでしょう?』と、私を押さえつけるためのフレームだと感じた。この人たちはいつから私に対してこんな考えを持つようになったのか、逆に聞きたい」と話した。
続けて「NewJeansで、エンタメ30年の歴史上、2年でこのような業績を出した人はいなかった。業績をよく出している、株主に役立っている系列会社の社長を押さえ込もうとするのは背任ではないのか。私はそう思う。私は仕事ができる罪しかない」と強調した。
ミン・ヒジン代表はHYBEとの仲が悪くなった理由について「HYBEは反省すべきだと思う。なぜ私が怒っているかというと、2021年頃にパク・ジウォン(CEO)、ソンジンさんと3人で会うことになった。そこで『ミン・ヒジンのガールズグループ』をSOURCE MUSICから出すべきだと言った。罵声を浴びせた。(NewJeansの)メンバーを選んでおいて、家族にどう説明するのかと言ったら、『関係ないことだ』と言った」と話した。
宮脇咲良とキム・チェウォンをそのグループに起用することも知らなかったという彼女は、「譲歩もせずに(SOURCE MUSICの新グループ=LE SSERAFIMを)先に出すと言った。なので私は会社を辞めると言って、会社を出るときは記者会見をすると言った。すると私を捕まえて説得した」と打ち明けた。
苦労して練習生を連れてきたというミン・ヒジン代表は「(NewJeansの)メンバーたちにそんなことを見せびらかすのも嫌じゃないですか。私が一番腹が立つので、ご両親には話した。そのように悔しいことが多すぎる」と涙を流した。
続けて彼女は「パク・ジウォンが私にLE SSERAFIMが出るまで、NewJeansの宣伝をしないでほしいと言った。『ミン・ヒジンのガールズグループ』であるかのように勘違いさせるべきだと。メンバーたちを引き受けている状況で、諦めることもできなかった。あなたたちが妨害しても、私の力で成長すればいいと思った。ボイコットを3ヶ月ほど受けた」と付け加えた。
これに先立って、ミン・ヒジン代表はHYBE本社からの独立を試みた状況が確認され、監査を受けた。また彼女は、バン・シヒョク議長がプロデュースしたHYBE傘下のレーベルBELIFT LABの新人ガールズグループILLITが“NewJeansのコピー”であると主張し、問題を提起した。
22日からADORの経営権奪取の疑いに対して監査を行ってきたHYBEは、本日(25日)午前、中間監査の結果を発表した。HYBEは、ADORの代表取締役主導で経営権奪取の計画が立てられた証拠を確認したとし、捜査機関に告発状を提出する予定だと明かした。
HYBEは、ミン・ヒジン代表が会社の重要な経営事項を女性シャーマンのアドバイスに従って行ってきたと主張した。シャーマンのA氏は、ミン・ヒジン代表の親族の魂と交信しているとして、カカオトーク(モバイルチャットアプリ)を通じてミン・ヒジン代表に経営全般を指導してきたという。
A氏はミン・ヒジン代表に「3年以内に会社を持ちなさい」と助言し、ミン・ヒジン代表はジョイントベンチャーを設立する方案、ストックオプション、新レーベルの設立方案などをA氏に検討してもらったと伝えられた。HYBEは、ミン・ヒジン代表が経営権奪取のために本格的に動いた時期が、A氏がアドバイスした時期と一致しており、ミン・ヒジン代表が自身の持分であるHYBEの株式の売却時期も議論したとみている。
それだけでなく、ミン・ヒジン代表が経営陣と練習生を侮辱し、採用に関する不正などを犯したという状況も確認された。このため、HYBEは監査質疑書を通じて事実確認を要求したが、ミン・ヒジン代表はそれを全て否認した。
・HYBE、ADOR ミン・ヒジン代表らを本日告発へ…経営権奪取の証拠を確保
コメント0