俳優のイ・ジェフンが、虚血性大腸炎の手術直前にこれまでの人生が走馬灯のように過ぎていったと伝えた。
韓国で最近放送されたJTBC「ニュースルーム」には、イ・ジェフンがゲストとして出演し、演技人生を振り返った。
最近、映画「脱走」で観客に会っている彼は「これまで正義の味方の役を主に演じたが、悪役を演じてみたい気持ちはないか?」という質問に「とてもある。今は悪の軸にいる、もしくは善でも、悪でもないあいまいなミステリアスな人物を演じてみたいという欲望が大きい」と答えた。
昨年、虚血性大腸炎の手術を受け、辛い時期を過ごした彼は「普段、健康管理をしっかりしていると思っていたのに、あまりにも交通事故のようなことが起きた」と当時を振り返った。
続いて「手術直前に死亡同意書にサインしたが、その瞬間、自分の人生が走馬灯のように過ぎていった。『僕は後悔しないで生きてきたのだろうか』と思った。目を閉じる前は『人生、わがままに生きればよかった。人の目を気にせず、やりたいことやりながら生きればよかった』と思った」と正直な心境を打ち明けた。
手術後、独立映画を上映する映画館を紹介するYouTubeチャンネルを運営しているイ・ジェフンは、「結局、自分がやりたいことだった。映画を見るのがとてもとても好きだが、良い映画を上映する映画館が消えているという話を聞いて、大切な映画館を紹介したいという気持ちで始めることになった」と打ち明けた。
そして「僕の個人的な目標は100本ぐらいの映像を作ることだ」と話した。
彼はまた「映画館で映画を見る瞬間が、どんな時よりも幸せで、疲れた日常の中でも良い作品を見るとエネルギーが湧き出る。自分が好きな映画を思いっきり見られる映画館を作る想像をすることもある」と、夢を明かした。
2006年に映画「真実、リトマス」でデビューしたイ・ジェフンは、いつの間にかデビュー18年目の俳優になった。
この日彼は「これからどんな俳優として記憶されたいか?」という質問に「『この人が出た作品を見たが、とてもよかった。面白かった』という印象を残すことができたら光栄だ。そんな俳優になれるように演技したい」と理想を伝えた。
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