バラエティ番組の制作現場で、監督級のスタッフが作家の首を絞める事件が発生した。作家陣が加害者に対する措置を要求すると、全員が契約解除となった。
10日、ハンビッメディア労働人権センター(以下「ハンビッセンター」)と全国言論労働組合の放送作家支部(以下「放送作家ユニオン」)は、6月30日に釜山(プサン)で撮影が行われた美術バラエティ番組で、監督級のスタッフが作家の首を絞める事件が発生したと明かした。
当時、一般人の出演者をはじめとする全てのスタッフがこの様子を目撃したという。6人の作家陣は加害者に対する措置を要求しながら抗議したが、ハンビッセンターと放送作家ユニオンの主張によると、制作会社は7日に作家陣全員を契約解除した後、他の作家を雇用した。
このような労働基準法違反の状況に関連して、ハンビッセンターと放送作家ユニオンは本日(11日)午前10時、ソウル地方雇用労働庁のソウル南部支庁の前で「美術バラエティ番組の放送作家暴行、契約解除、賃金未払いの告発記者会見」を行い、今回の事態を告発すると予告しており、注目が集まっている。
ハンビッセンターは「バラエティ分野の労働法の実態がめちゃくちゃだ」と指摘しながら「今年受け付けたケースだけを見ても、9ヶ所で約80人の放送スタッフに対する未払い金額だけで6億ウォン(約6,347万円)に達する」と話した。
続いて「契約書を書いていないケースは珍しくない。ただ、労働契約書ではないという理由や、出勤・退勤の時間が不規則だという理由で、労働法の保護をきちんと受けられていないのが現実だ」と訴えた。
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