ADORのミン・ヒジン前代表が27日に行った講演で、HYBEとの訴訟費用のために家を売らなければならないと言いながら「最終的に私が勝つ」と発言した中、彼女のセクハラ隠ぺい疑惑を提起したADORの元女性社員B氏が追加の暴露に乗り出した。
28日、B氏は自身のSNSに「いまだに一言の謝罪もない」という内容の長文を掲載した。B氏は「ミン前代表は職場内のセクハラといじめに対する申告を静めようと調査に介入し、同意なしに私のカカオトークメッセージを公開して虚偽事実を流布した。正式な謝罪を求めたら、かえってきた答えは私の年収を含め、『お前、仕事できなかったでしょう』『お前、HYBEなの?』『お前だって飲み会を楽しんでいたでしょう』という18枚分の謀略。そして先週、副代表が私に提起した名誉棄損に対する刑事告訴だった」と憤怒した。
続いて「自分は中立を守ったとか、私が仕事ができないから解雇されたなどの嘘で反駁してから、無視で一貫するような人の話を数多くの人々が信じて、応援しているということが衝撃的」とし「少なくとも反省はすると思った。ところがなかったことのようにして、自分には罪がないと叫んで、側近である副代表が刑事告訴をしているところを見ると、反省の兆しが見えないので遺憾だ」と再び怒りをあらわにした。
彼女はまた「告訴の件が追加されるたびに数百、数千万ウォンのお金がかかり、選択権のない平日に調査陳述のために会社の了承を得なければならない。陳述中には二度と思い出したくない被害の事実を説明し、加害者の人身攻撃性の発言と虚偽摘示内容を一つひとつ直接話さなければならない。これによるストレスが強く、鎮静剤を飲まなければならないし、陳述前後に日常生活に支障が生じる」と苦痛を訴えた。
さらに「HYBEでは過程に問題があったことを視認し、謝罪し、再調査をしてくれる外部会社を選定して行っている」とし「私の悔しさと被害を救済してもらえるすべての手続きを踏んでおり、この過程は辛いものの、必要でありがたいことだ。最も苦しいのは無視で一貫する加害者のずうずうしさと、ネット上に溢れる加害者への擁護、そして加害者の論理で攻撃する2次加害だ」と付け加えた。
ミン・ヒジン前代表は27日、ソウル梨泰院(イテウォン)で開かれた「2024 HYUNDAI CARD DaVinci MOTEL」の講演者として登壇し、HYBEとの訴訟費用が23億ウォン(約2億5000万円)に達すると言いながら「訴訟のために家を売らなければならない。お金がないと訴訟ができない。私に夫や子供がいないことにも感謝し、親も元気に生きているからよかったと思う」と話した。
また「必ず勝ってみせる。このような戦いをやめさせようと思った」とし「最終的には私が勝つ。私には罪がないから」と強い自信を見せた。
今年4月にミン・ヒジン前代表とHYBEの経営権をめぐる葛藤が報じられ、先月末に彼女は理事会を通じて代表職を解任された。
コメント0